片岡鶴太郎 游鯉龍門圖

当山では、俳優であり芸術家としてもご活躍の片岡鶴太郎さんに、平成17年春から秋にかけて、本坊襖絵をご制作いただきました。
普段は非公開で、平成23年まで秋の紅葉シーズンに限り、「片岡鶴太郎特別展 -日本一の鯉の襖絵-『游鯉龍門圖(ゆうりりゅうもんず)』」と題して、善峯寺本坊にて特別公開いたしました。

片岡鶴太郎氏

片岡鶴太郎氏

『游鯉龍門圖』(一部分)

『游鯉龍門圖』(一部分)

作品内容

襖絵『游鯉龍門圖』(ゆうりりゅうもんず)

100畳の座敷に襖25面、長さにして26メートルにも及ぶ大作。 京都の著名な庭師、小川治兵衛作・善峯寺本坊庭園の池に泳ぐ錦鯉を題材に、池から飛び出した鯉の大群が、座敷を回游してまた池へと帰り、滝を登って龍になるという壮大な構想で描かれている。背後に広がるもみじ山を借景に、庭と襖絵がまさに一体となった作品である。 題名「游鯉龍門圖」は、善峯寺の天然記念物「遊龍の松」と、「龍門」という急流を登りきった鯉は龍になるという伝説から、片岡鶴太郎氏がつけたもの。

屏風 般若心経

片岡鶴太郎氏が善峯寺で作画するにあたり、画業精進のために奉納された般若心経を屏風仕立としたもの。

掛軸 漢詩

原題は「尋胡隠君(じんこいんくん)」。五言絶句。漢詩は中国、明代の詩人、高啓の作。
幾度も川を渡り、花を眺めていくうちにいつの間にかあなたの家に着いていた、という内容の詩。
独特の筆致で綴られ、善峯寺を訪れるときの片岡鶴太郎氏の想いが表れている。

※現在は本坊改修工事など、諸般の事情により公開予定はありません。

善峯だより

交通・アクセス

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