京都新聞 2002年6月211日(金曜日)付け記事、「桂昌院寄贈の袈裟 初公開」より
徳川綱吉の母、桂昌院が幼少期を過ごした京都市西京区大原野の善峯寺で二十二、二十三の両日、晩年の桂昌院が寺に寄贈した袈裟が初公開される。 桂昌院の命日にあたり、桂昌院自身が縫ったものや当時の西陣の技術の粋を集めた品など十五点を展示する予定で、寺は「華やかな元禄文化をしのんでほしい」としている。 京都生まれの桂昌院は、幼少期に父を亡くし、母とともに二年半、善峯寺に住み込みで奉公した。 やがて徳川三代将軍家光に見初められた。 綱吉を出産して以降、応仁の乱で荒廃していた善峯寺を多大な寄進で再興させた。 寺は毎年、桂昌院の命日の六月二十二日に法要を営んでおり、今年は週末と重なったこともあって、袈裟を公開することにした。 木綿製の「二十五条袈裟」は桂昌院が仕立て、西陣製の十七条袈裟」は紫や青、黄色などの染糸で織り上げた華やかさが特徴。いずれも元禄年間に寄贈を受けた。 このほか、上京区の西陣帯地製造会社の協力で、現代の西陣織の着物など十数点も展示している。 掃部光昭副住職は「元禄と現代の西陣織の変せんも楽しんでもらえれば」と話している。 展示は、午前八時−午後五時。 法要は二十二日午後二時から。 問い合わせは善峯寺電話075(331)0020へ。 |