京都新聞 2002年5月11日(土曜日)付け記事、「好評!薬湯風呂明日から再開」より
京都市西京区大原野の西国二十番札所・善峯寺で、五月から十月の第二日曜にかけて開かれる薬湯風呂が今年も十二日から再開される。 ヨモギやマタタビなど周囲の西山で採れた十種の野草を煮込んだ濠を風呂に入れ、最近は「ハイキング客らにも好評」という。 寺の職員らは再開を前に、草の調合など準備に追われている。 同寺の薬湯風呂は「寺にある釈迦如来の石仏が汗をかいた」との言い伝えから村人が明治初期に「それを体に付けたら病気も治るはず」と釈迦堂前で五右衛門風呂をわかしたのがはじまり。 昭和に入って、釈迦堂の隣に男女各二十人ほどが一度に入れる風呂場を設け、腰痛や肩こりに悩む信者が全国から集まるようになった。 薬草風呂をわかす寺は全国的にも珍しく、寺の職員は乾爆保存していたヨモギやマタタビ、ニワトコをはじめ大根やシソの葉を独自の割合で調合する作業を進めている。 掃部光昭・副住職(49)は、「湯は草の成分で真っ黒になるが、つかると、心身ともにすっきりします」と話している。 入浴時間は午前八時〜午後三時。入浴は無料だが、寺の拝観料が必要。 |