善峯寺 寺宝館文殊堂 
整理済み宝物リスト(彫像・図画・道具類)
 

※染織・装束類が多数有るが、未整理

解説帝塚山大学人文科学部教授・
文化庁文化財保護審議会専門委員 河田 貞


不動明王立像 1躯 

木造 玉眼 彩色 . 截金 像高 92.8

鎌倉時代

 ふっくらとして柔らかな体つき、衣に残る切金を交えた華麗な彩色など、平安時代後期の優美な不動明王の伝統を引く。肉身は群青彩。玉眼を嵌めることや、頭部 . 体部ともに前中後の 3 材を寄せる技法などから鎌倉時代に入っての造像であることが分る。

聖観音立像  1躯 

木造 像高 110. 2

平安時代

 ふっくらとした顔立ちや、髻の形の好さなどから、造像当初の優美さが伝わってくる。ヒノキの1材製で、体部背面より内刳を施し、背板を当てる。お顔の表面が補修されるせか、両肩先以下を後補とする。

聖観音立像  1躯 

木造 古色 像高  96.8

平安時代

 像の主要部はヒノキの1材より彫り出され、内刳も施されない。腰をやや左にひねり、左足をわずかに前に出して立つ姿は、自然にゆとりをもって立つ菩薩の境地があらわれる。残念なことに、鼻先、左肘より先、右手首先、天衣遊離部などは後補である。

弁財天坐像  1躯 

木造 古色 像高 1

江戸時代

 弁財天像には、先の厨子入り像に見た 臂形と本像のような2臂形の姿がある。しかし共に女神で、頭上に蛇身で老人の頭部をもつ宇賀神を乗せ、その前に鳥居をおくことは共通している。なお本像の光背の中心に和鏡を用いているのはめずらしい。

愛染明王像坐像 1躯 

木造 玉眼 古色 像高 

江戸時代

 頭上に師子冠を戴き、 三目六臂をあらわす愛染明王像。髪を逆立て、眉を寄せ、口を開いて歯と舌をあらわして忿怒相を示す。現在古色を呈するが、本来は目をさめる赤色に彩られていた。

地蔵菩薩立像  1躯 

木造 彩色 . 截金 像高 29.8

江戸時代

 右手に錫杖、左手に宝珠を持った通形の地蔵菩薩像で、肉身は金泥に塗り、衣は彩色の上に切金文様を置く。その大きさ表情はともに可憐な印象を与える。但し、表面仕上げや台座は後の時代のものである。

厨子入弁財天像 1基 

木造 彩色 厨子高  43.6

江戸時代

 海上の岩山の上に、 臂の弁財天を中心に、 105 童子を配するのみならず、毘沙門天 . 大黒天を左右に置くことで、福徳神としての威力を高めている。弁財天の頭上の鳥居や持物は後補であるが、典拠となる『宇賀耶頓得如意宝珠陀羅尼経』に基づいて補われている。また 105 童子は、同経によると宇賀神に給使して衆生に福智を与える

巻物

善峯寺縁起  (上 . 下) 2巻

紙本著色 

上巻 縦  4.5 長 149.0

下巻 縦  4.5 長 1

鎌倉時代

 当縁起は開祖源算上人の生涯を書と図絵で説き、本尊千手観音像の造立、移置、そして天喜元年(1 053 )頃の諸堂建立、さらに上人寂後、観性、慈円などが法灯をつぎ、後鳥羽天皇や源頼朝らの帰依を受けて次第に発展するさまを綴ったもの。江戸の初期 5 代将軍の母桂昌院が修復している。

和漢朗詠歌巻下 尊円親王筆  1巻

金剛力士内写経印仏 1巻 

紙本墨書 縦 2長 2

南北朝時代

安楽行品紺紙金泥経 1巻

恩重経  1巻

紙本金字 縦  横 12.0

江戸時代

心経  伝弘法大師筆 1紙 

紙本墨書 縦 26.0 横 67.0  

平安時代

心経  青蓮院宮尊証親王筆 1紙

四季のはんじょう(上 . 下)  2巻 

紙本著色 巾 33.0 長 650.0

江戸時代

 桂昌院寄贈と伝えられる「 4 季のはんじょう絵巻」2巻が保存されている。庶民風俗よりは、武家や上層町人のしきたりを詳細に描いているところから「武門繁昌絵巻」などの名で呼ばれることもある。

桃源ノ図 . 漁家観楽ノ図  富岡鉄斎筆  6 曲1双 

紙本金地著色 各縦 168.0 横  72.0  

大正時代

 近代文人画の巨匠富岡鉄斎の名を知らない美術愛好家はほとんどいない。鉄斎画は1度みたらわすれることのできない独特の画風と、また鉄斎独特の筆法でかかれた賛文を有するのが特長。終生、自分は本来儒者であって、画を本業とするものではない、とした。この作品は、作者の最晩年にて最高傑作である。

この屏風は住職掃部光暢の妻ちよ子が善峯寺に嫁ぐご縁に父故布施巻太郎氏が昭和22年に寄進したものである。

鶏馬図屏風  狩野探泉筆  6 曲1双

紙本金地著色 各縦 10.0 横  64.0  

江戸時代

梅図屏風  狩野探雪筆  6 曲1双

五葉松図屏風  李庚筆  6 曲1隻

紙本墨画 縦 155.0 横  36.0  

昭和時代

衝立 公家手習の図 神坂雪佳筆 1脚

衝立 孔雀と牡丹 . 太陽に波  原在貞筆 1脚

大元帥明王像◎ 1幅

絹本著色 縦 156.0 横 105.8  

鎌倉時代

 大元帥明王は護国、衆生擁護神として仏教にとりこまれたが、日本には 9 世紀に小栗栖常暁によって請来され、のち国家の大法とされた。本図では、画面中央に框座上で2邪鬼を踏み、前進に蛇を巻きつけた 6 面 臂の忿怒形として表わされ、 4 隅に2邪鬼上に立つ 4 天王を配す。この大元帥の像容は小栗栖像本によるもので、同様の像容をとるものが醍醐寺にも蔵される。諸尊は精緻な筆致で的確に描かれ、賦彩も穏やかな色調で整えられ、遺例の少ない中にあって鎌倉中期頃の作とし

源算上人画像  1幅

紙本著色 縦 11.0 横  2.0  

桂昌院画像  藤野正観筆 絹本著色 1幅 

徳川綱吉画像  藤野正観筆 絹本著色 1幅 

釈迦金棺出現図  藤野正観筆 絹本著色 額装 

千手観音二十八部衆像 1幅

絹本著色 縦 119.5 横  59.9  

室町時代

 補陀落山の山中に立つ千手観音を、2108 部衆が 取り囲んでいる。空からは風神 . 雷神が飛来し、浜辺には仁王が浄土を守護するように並び立ち、海中からは難陀龍王が出現する。また、観音のすぐ近くには、婆薮仙や女神たちが取り巻き、その周囲を武装した神将たちが囲んでいるが、これら眷属は主尊に比べて大きめに描かれる。眷属は山ひだに合わせて比較的自由に配置されている。山ひだや、樹木、波の描き方にも大和絵の描法が見て取れ、いわば見慣れた風景の描写となっている。これらの要素によって、千手観音の超越的な性格よりも、海を渡って補陀落山にいたれば生身の観音菩薩に巡り合えるという、現実的な信仰に傾

善峯寺参詣曼荼羅画(1) 1幅

紙本着色 縦 159.8 横 166.4  

桃山時代

 善峯寺にも 詣曼陀羅が2本伝わっており、ともに泥絵具による濃彩で、善峯寺を中心とする景観を俯瞰的に描く。

 観音堂を中心に阿弥陀堂、護摩堂、 重塔などの伽藍と、奥院 鈷寺の堂塔や山下の鎮守社等を描く。上辺に日月を配し、左上の「魔鬼尾」(槙尾)には雷神の姿が見え、その下に水源たる「西ノ瀧」が描かれる。境内には琵琶法師や高野聖、札を打つ巡礼者など通例の人物描写が見られるが、山下の束帯人物は当寺に帰依した後鳥羽天皇の1行であろうか。なお各堂舎には、堂名などを記した短冊が付される。

善峯寺参詣曼荼羅画(2) 1幅

紙本着色 縦 146. 2横 150.4  

江戸時代

 観音堂を中心とした伽藍に視界が狭められる。観音堂の左右には廻廊が延び、階段下では柄杓をもって勧進する寺僧が描かれる。本図でも琵琶法師や巡礼者が登場するが、2人の高野聖が(1)と同じ位置 . 姿態に描かれるのは興味深い。樹木や人物の描写に形式化が目立ち、制作は(1)より降って江戸期に入ろう。

十六羅漢像  2幅

絹本著色 各縦 114.0 横  55.0  

室町時代

 各 羅漢を描いて2幅対としたもので、他の例よりみて、或は釈迦 尊像の中幅がもとあったかとも思われる。左幅がもとあったかとも思われる。左幅は瀑布を中心に、岩上などに羅漢と侍者などを配し、右幅は、上方に竜、2羅漢、湧雲を隔てて下方岩上に 6 羅漢と獅子をあらわす。製作年代は南北朝より室町初期と思われる。

求聞持本法尊 (虚空蔵菩薩)1幅

紙本著色 縦 116.0 横  68.0  

江戸時代

虚空蔵菩薩  素俊筆 1幅

紙本著色 縦 17.0 横  7.0  

江戸時代

普賢菩薩 . 羅漢像  寂業筆  幅 

絹本著色 各縦  95.5 横  46. 1

室町時代

 元禄 6 年(1693 )に青蓮院から善峯寺に寄付されたもので、青蓮院に現存する文殊菩薩並びに羅漢像 幅とあわせて普賢文殊 106 羅漢像を構成する。各画幅には金泥で「発生」墨書で「寂業」の落款があるが、筆者の寂業についてはよくわからない。

紅玻璃阿弥陀像 1幅

絹本著色 縦 127.0 横  58.0  

室町時代

如意輪画像  1幅

絹本著色 縦  8.0 横  9.0  

桃山時代

 如意輪観音および阿梨帝母

(鬼子母神)像からなる。

観世音像  1幅

絹本著色 縦 108.0 横  56.0  

江戸時代

観世音像  1幅

絹本著色 縦 108.0 横  56.0  

江戸時代

観世音画像  徳川 5 代将軍綱吉筆 1幅

紙本著色 縦 125.0 横  60.5  

江戸時代

中央阿弥陀・四天王・観音・勢至像 1幅

絹本著色 縦  97.0 横  4 1.0  

阿弥陀三尊来迎図 1幅

絹本著色 縦  5.0 横  7.0  

室町時代

 皆金色の尊像表現をもつ典型的 尊来迎図。

愛染明王像  1幅 

紙本著色 縦  55.0 横  9.0  

釈迦如来  1幅

絹本著色 縦  71.0  横  9.0  

室町時代

十一仏図  1幅 

絹本著色 縦  8.0 横  9.0  

鎌倉時代

如法佛眼曼荼羅 1幅

紙本著色 縦 2横 2 

江戸時代

五大虚空蔵菩薩曼荼羅 1幅

紙本著色 縦 11横   

桃山時代

両界曼荼羅梵字 1幅

紙本著色 縦  99.0 横  45.0

室町時代

不動明王曼荼羅 1幅

紙本著色 

縦 107.0 横  8.0  

江戸時代

千手観音曼荼羅 1幅

紙本著色

縦  5.0 横  78.0

胎蔵界曼荼羅  1幅

紙本著色 縦 121.0 横 121.0  

江戸時代 

金剛界曼荼羅  1幅

紙本著色 縦 121.0 横 121.0  

江戸時代

三千佛如来像   1幅

紙本著色

釈迦如来  縦 14 2.5  横 11.0

阿弥陀如来 縦 144.0 横 11

弥勒如来  縦 144.0 横 112.0  

江戸時代

十二天像   10 2幅

絹本著色 各縦  55.7横 26.5  

室町時代

大涅槃図  1幅 紙本著色 縦 271.0 横 212 .0  江戸時代

古図  1幅 紙本著色 縦 176.0  横 12 6.0 江戸時代

天神図  近衛 貌院筆 1幅 紙本著色 縦 12 .0 横  46.0  桃山時代

天神図  近衛 貌院筆 1幅

東方朔  谷文晃筆 1幅 絹本著色 縦 103.0  横  1.0  江戸時代

大黒天図  1幅 紙本著色 縦  5.5  横  4.5 江戸時代

雉と牡丹図  沈銓南蘋筆 1幅

絹本著色 縦 126.0 横  55.5  

鶴と牡丹図  沈銓南蘋筆 1幅

絹本著色 縦 127.0 横  56.0  

室町時代

梅に鶯図  松村景文筆 1幅 絹本著色 縦 100.0  横 21.0 江戸時代

扇面   5 葉松 

神坂雪佳筆 1幅

紙本著色 

縦  2.0  横  5 2.0

大正時代

妙愚自画  1幅

紙本淡彩 

縦 2横  47.0  

江戸時代

遊龍松  前田青邨筆 1幅 紙本著色 縦  46.0  横  4.5 昭和時代

秋趣  山元春擧筆 1幅 絹本著色 縦 26.0  横 2.0 大正時代

梅に鶯  山元春擧筆 1幅 

伝弘法大師筆  1幅 

紙本墨書 縦 2横 16.0  

平安時代

伝恵心僧都筆  1幅

紙本墨書 縦 2 横 20.0  

平安時代

東照宮   5 代将軍徳川綱吉筆 1幅

絹本墨書 縦  49.5 横 25.5  

江戸時代

寿   5 代将軍徳川綱吉筆 1幅

紙本墨書 縦 117.0 横  2.0  

江戸時代

門々不同  尊円親王筆 1幅 

紙本墨書 縦 100.0 横 17.0  

鎌倉時代

三社託宜  山崎宗鑑筆 1幅

紙本墨書 縦  94.0 横  7.0  

江戸時代

和歌一集  桂昌院筆 1幅 

紙本墨書 縦  56.0 横  2.0  

江戸時代

和歌一集  桂昌院筆 1幅

紙本墨書 縦  6 2.0  横   

江戸時代

薬師如来献詠  桂昌院筆 1幅

紙本墨書 縦  6 2.0  横   

江戸時代

桂昌院消息  1幅 

紙本墨書 縦  9.0 横  55.5  

江戸時代

清水色絵透彫牡丹唐草 7 宝繋文 6 角壷 1口

径 26.0 高 20.0  

江戸時代

 古清水とは、 107世紀後半から 109 世紀前葉にかけて主として京都東山1帯で焼成された色絵陶器の総称で、広義には銹絵や染付の陶器も含める。本器は粘土板を張り合せて総体を 6 角形にした壷で、胴部と蓋の甲盛り部分を 7宝繋文で透彫りし、余白を牡丹唐草文 . 唐草文 . 菱形文などで充填する。底部を除く全面に白釉をかけ、外面は緑釉 . 青釉 . 金彩で施文し、内面は金箔を押す。

古清水色絵透彫牡丹亀甲文手焙 1口

径 2.0 高 24.0  

江戸時代

 口縁端部と底部を除く総体に白釉を施し、青 . 緑 . 赤の色釉で上絵付した手焙。肩部は、雷文 . 亀甲透 .7宝繋文を敷きつめ、1段下りた胴下半部は1転して1輪の牡丹折枝文を大きく描いて、著しいコントラストをみせる。亀甲透部には牡丹の花形を彫り残すが、金彩等の痕跡はない。内底面には草葉文が、外底面には窯印状のマークが青釉で描かれる。

金銅宝塔鈴  桂昌院寄進 1口

高  45.0

江戸時代

 柄上に蓮華座の宝塔形を装着した総体金銅製の金剛鈴。独鈷 .3 鈷 .5 鈷 . 宝珠の各鈴とともに、金剛界 5 仏をあらわす 種鈴の1つに数えられ、その中心をなす大日如来を象徴する。

 高欄、宝鎖、風鐸を具備するなど、細部に及ぶ精巧な細工は、鈴身を飾る寺紋と相まって、桂昌院寄進の確かさを裏づけている。江戸時代密教法具の中でも屈指の遺品。

金銅位牌形舎利容器 桂昌院護持 1基

高  7.4 幅  4.0  

江戸時代

 蓮華座上に箱状の舎利容器を安置した位牌形とでも称すべき珍らしい形式の舎利荘厳具。容器内部は 段に仕切り、両面に水晶板の窓を嵌めて奉篭の仏舎利を親しく拝見できる配慮がなされている。

 桂昌院護持の伝承を有するが、形状や大きさからみて、本来は御厨子や宝塔形の外容器に納められて礼拝されたものと考えられる。

銅葵紋 具足  1具

高  2.0 〜1 

江戸時代

 仏供養の主流をなす香 . 華 . 灯には各種の用具が整備されたが、その中から香炉 . 花瓶 . 燭台の 種を特に選び1組としたもの。仏前の卓上中央に香炉を据え、その左右に花瓶と燭台を配するのが通例であるが、鎌倉時代以降は唐様尊重の風潮から、禅宗寺院を中心に請来 具足が好まれるようになり、書院の床飾りとしても流行した。

 獅子鈕の鼎形香炉、觚形花瓶、鶴亀燭台から成るこの1具もその伝統を襲うもの。

菊唐草文蒔絵火鉢 1口

1辺  47.0 高 21.0  

江戸時代

銅源氏香透彫香炉 1合

径 21.0 高 20.0  

江戸時代

金銅吉利字香炉 1合

径 1.5 高  5.0  

江戸時代

朱漆塗(根来)輪花天目盆 1口

備前舟形香炉 1合

盆 径  45.0 高 10.0  江戸時代

銅鰐口  1口 

直径  3.0

室町時代(享徳元年 = 145 2銘)

 鋳銅製。両面とも2条1組の圏線で 重の同心円を造り出し、その中心には 葉複弁蓮華文の撞座を鋳出す。

 表面外区に陰刻した銘文により、善峯寺本堂の鰐口として享徳元年に製作されたことが知られるが、張りのある力強い形姿も中世鰐口の典型を示す。本堂が再建された元禄 5 年以前の遺品としても貴重。鰐口は拝殿の軒下に懸け、 拝者はその前面に垂下した布縄で鼓面を叩き打鳴する。

金銅孔雀文磬  1面

総高 10.0 裾張 1 

鎌倉時代

 蓮華文の撞座を挾んで、左右向き合わせに羽撃く孔雀を配した対向孔雀文の山形磬。

 裾張りに比して丈高の形姿や下縁の単調な刳り形には、若干類形化もみられるが、際立った鋳上りの作行、豪華な鍍金色、迫真的で力強い孔雀の姿態など、いずれも鎌倉時代孔雀文磬の特色を示す。この種の磬は木製漆塗りの磬架に吊るし、仏堂間では通常導師の坐す礼盤の右脇に据え、撞木で打鳴する。

人点  繋九目公文平茶碗と台 桂昌院ご使用 1具

口径 12.0 高  4.5  

江戸時代

貴人点  繋九目碗と黒漆塗天目台 桂昌院ご使用 1具

口径 10.6 高  7.0  

江戸時代

貴人点  銀葵 . 繋九目紋蓋付鋺と梨子地葵 . 繋九目紋蒔絵台  1具

口径  9.5 高 15.0  

江戸時代

貴人点 銀葵紋蓋付鋺と梨子地蒔絵天目台 1具

口径 10.0 高 14.0  

江戸時代

阿古陀型葵唐草文蒔絵手焙 1口

高 1.5 口径 1 

梨子地繋九目紋蒔絵湯次 1具

胴径 15.0 高 15.0  

江戸時代

墨塗葵紋蒔絵食籠 2合 

口径  1.0  高 22.0  

江戸時代

黒漆葵紋蒔絵香合 2合 

口径  7.0 高  4.0  

江戸時代

黒漆竹二葵紋蒔絵折紙形菓子箱 1合

縦 15.0 横 24.0  高 15.0

江戸時代

梨子地葵 . 扇紋蒔絵文台  1基

巾  60.0 奥行  7.0  高 11.0  

江戸時代

梨子地葵 . 扇文蒔絵硯箱  1合

縦  横 2 高  5.0

江戸時代

梨子地花枝文蒔絵硯箱  1合

縦 2.0 横 21.0  高  4.0

江戸時代

黒漆鶴亀蒔絵硯箱 桂昌院愛用 1合

縦 29.0 横 21.0  高  9.0

江戸時代

羽と黒漆葵紋蒔絵箱 1合 

縦  73.0 横 21.0  高 15.0

江戸時代

 朝鮮国王より 代将軍綱吉寄進される

花唐草文蒔絵文箱 1合 縦  8.0  横  7.0  高  江戸時代

梨地葵文蒔絵御朱印箱 1合 縦  53.0  横 1.0  高  6.5 江戸時代

華台  桂昌院寄進 2基

縦  8.0 横  63.0  高 11.0

江戸時代

黒漆梅蒔絵色紙箱 新上西門院寄附 1基 

縦 25.0 横 25.0  高  4.0

江戸時代

梨子地葵紋蒔絵櫛台 1基

巾 24.0 奥行 20.0  高 16.0  

江戸時代

金銅装説相箱(居箱) 桂昌院寄進 1双

縦 27.0 横  6.0  高 26.0

江戸時代

 法会 . 儀式の際、導師が座脇の台上に据置き、説相 .3 衣 . 法具など儀式を営むための品々を納置する容器。僧の傍らに据えるところから据箱 . 接僧箱ともいう。

 平安朝以来、格狭間透しの基台に長方形の箱をとりつけたものが通形であるが、これもその伝統形式を踏襲する。木製素地に外面は総体線刻文を施した金銅板を貼り、身側面にはさらに寺紋の繋 9 目紋などの透彫飾り金具を装着、台の格狭間には覆輪を施す。内部の は輪宝 . 卍字文の青地金襴。

 このように1双1具の場合は、1を居箱、他を香炉箱とすることもあるが必ずしも決まってはいない。

 江戸時代金工技法の粋を尽した金銅蓮華形炳香炉と金銅装の雲形如意を具備するが、桂昌院の伽藍復興に併せ、法会用具として1括整備された可能性が高い。

蒔絵八角土台重 1基

縦 16.0 横  4.0  高 29.5

江戸時代

梨子地葵 . 繋九目紋蒔絵膳具  桂昌院ご使用 1揃

1ノ膳 縦  46.0 横  46.0  高 25.0

江戸時代

唐人文九谷丸鉢 1口 口径 22.0  高  .5  江戸時代

吉祥文古清水八角香炉 1口

胴径 12.0 高 11.0  

江戸時代

粉地秋草文彩絵小箱 桂昌院ご使用 1合

縦 1横 14.0  高  6.0  

江戸時代

粉地王朝文彩絵小箱 桂昌院ご使用 1合

縦 17.8 横 11.5  高 12.0  

江戸時代

染付花鳥文大皿 1口

径  9.0 高  .5  

江戸時代

染付花唐草文大皿 1口

直径  1.0  高  5.0  

江戸時代

古備前蕪形壺  1口

胴径 20.0 高 2 

桃山時代

古清水色絵梅文六角徳利 1対

胴径 12.0 高 2 

江戸時代

ガラス菊花文蓋付碗 1対

口径 12.0 高  7.0  

江戸時代

 型吹き成形による無色透明ガラスの蓋碗。

 蓋の鈕には 10 弁菊花文、底裏を除く表面全てに菊唐草文を浮き出させている。

 この手法で製作されたガラス器は、江戸時代の 107世紀後半頃から散見されるようになり、やがて同技法による緑や青色ガラス器の出現を迎えることになるが、桂昌院ゆかりの品ということになれば、型吹きガラス初期の佳品として注目される。

白釉不老萬年菓子鉢 山元春擧題 1口

口径 2.0 高 1.0  

大正時代

彩絵ぶりぶり玉 浄得院遺物 5代将軍綱吉の子徳松玩具

長 大  中   小 20.0

江戸時代

粉地彩絵土人形 桂昌院寄進 1具

高 11.0 〜1 

江戸時代

5条袈裟  桂昌院寄進  領

丈 15.0 巾 205.0  

江戸時代

水晶念珠  桂昌院寄進 1連

径  60.0

江戸時代

蘭奢待と唐墨   5 代将軍徳川綱吉寄進 1式

江戸時代

 正倉院の宝物の中では最も有名なものの1つである。この香木は、 5 代将軍綱吉が母堂桂昌院に贈られて、善峯寺に奉納される。

 蘭奢待とは、雅名にて本来は黄熟香という。正倉院(中倉)にある黄熟香は長さ1 56 センチ . 重さ11.6 キロもある巨大香木。天下の名香の名をほしいままにし、香の関係者には垂涎の香木。天下人の足利義政 . 織田信長 . 明治天皇等多くの人々が、切削した切り痕がある。

唐墨

 この墨も蘭奢待と共に 5 代将軍綱吉より桂昌院に贈られて、善峯寺に奉納された寺の重宝で、千2百年余前の中国唐時代の墨である。

刀(津田近江守助直銘)と拵 本庄宗資奉納 1口

全長 拵全長  95.0 刀身  67.0  

江戸時代

色々威本小札胴丸(兜 . 大袖付) 

本庄宗資奉納 1領 

高  98.0

江戸時代

 華麗を極める本領の総体は江戸時代の構成だが、兜鉢は室町朝、金具廻や絵韋も古様を指摘させる。由緒のある兜鉢を再用して調達したことは明らかで、武運と格式を大切にする武家の心持を窺わせる。将軍の威光と将軍の血脈たる叔父の権威を誇示するに充分な体裁であり、 5 代将軍治世の絢爛たる武家文化の結晶と言って過言ではあるまい。